<   2017年 12月 ( 2 )   > この月の画像一覧

Aeris by VEIL OF MAYA

ここ二十年くらいにおいて最も更新頻度が上がっている我がブログではあるが、おかげでお前らのチンポのカスくらいにはたまったレビューがずんどこずんどこ消化されてしまって、ついにこいつのレビューを書くときが来た。否、書かざるを得ない時が来てしまったのである。

DIVINITY:The immortalist
d0089277_22394381.jpg
まず本作を語る前に、このバンドに起きたいくつかの出来事やこの作品について、ふぁじーが知ってることだけを羅列。

・アルバムの製作にあたって、クラウドファンディングで資金を募った(5万ドルそこそこだった気がする)が、結局目標の1/3程度しか集まらなかった。
・ミニアルバム"Pt.1-Awestruck"、"Pt.2-Momentum"、"Pt.3-Conqueror"の三部作からなる。
・完成までに2ndボーカリストのJeff Waiteが一度脱退し、すぐに復帰するも現在既に脱退済み(一応レコーディングには参加しているため、収録されている全ての曲で彼の声を聴くことは可能。)。
・更にメインコンポーザーの一人であったギタリストSacha Laskowも"Pt.1-Awestruck"リリース後に脱退、現在は新たなギタリストが加入して活動を継続している。

重要なのはこんなとこだろう。ジャンルとしては確実に日本以上に浸透しているであろうカナダや諸外国においてさえ、頭に「デス」と付くだけで否応無く厳しくなるヘヴィメタルバンドの活動とその不安定さを改めて思い知らされる出来事といえる。

さて中身の方。三部作っちゅーくらいだからまず間違いなくコンセプトアルバムであり連続したストーリーがあるはずだし、ミニアルバムの発表順と違う曲順にも当然何か意図があってのことだろうが、確実に義務教育未満の英語力しか持たないふぁじーには残念ながらそこまで読み解く能力と食指が及ばない。だからいつも通り演奏だけ聴いて評価を下すことにしますと、おめでとうございます。今年のナンバーワンはこれに決定です。

夜空の大海に数多広がる星々が煌くが如く、デスもブラックもブルータルもテクニカルもメロディもグルーヴも、クラシカルもカオティックもプログレもドゥームもゴシックも、ありとあらゆるサブジャンルの全てを内包したマクロコズミックな万華鏡デスメタルであり、ヘヴィメタルの一つの到達点であることは想像に難くない。

本作を例えるなら…例えば未だ知られていない謎の生命体であるとか、解明できていない自然原理であるとか、そういったものが数多く秘められた「海底」とか「森林」とか、あまりにだだっ広くて人知が全く及ばない物理的超広々領域を想像してもらえればよろしい。本作を聴いて脳裏に湧き出るイメージはそういった「人の理解を遥かに超えた超常現象」である。

もはや完全な妄想であり完全なこじつけであるが"The Immortalist"="永遠を望む者"というものは「そういったもの」を追い求めるバンド自身や我々ユーザー自身であり、広義で捉えればこの罪深きあまつちに蔓延る全ての生きとし生けるが故に滅びる者、即ち"人類"という概念を謳った作品であると推測する。

正直コンセンプトアルバムなのにメンバーチェンジが多発するってのもどうかなっていうのはこの際どうでもいいし、逆を言えばこれだけメンバーが流動的だったのにも関わらず完全な一つの作品としてまとめた手腕を大いに評価すべきである。

ちなみにどうでもいい追記をすると、先述したキャンペーンがそれを知った時既に締め切られてしまい惜しくも参加出来なかったふぁじーは、この作品がリリースされた瞬間興奮のあまり最初からCDを買えばよかったもののうっかり音源データをダダ漏れチンポのごとく先走って買ってしまった挙句「せっかくだからCDも買おう」と公式HPからブックレット及び多分一生聴くこともないであろうLP付きデジパックCDセットの購入を何の迷いも無く決意した。日本円で3000円もしないカナダドルは安くて良いね。


[PR]
by final-resistance | 2017-12-08 23:59 | Comments(0)

No Title

HIDEOUS DIVINITY:Adveniens
d0089277_21051628.jpg
この国、このジャケ、このレーベル。買わないわけにはいかんでしょう(試聴はしたけど)。我らがUnique Leaderからイタリアのブルータルデス、三枚目。

意外にもイタリアンブルータル四天王(メンツは御想像にお任せします)やその他有名所とは人脈的な繋がりはほぼ無い。しかしそんなことはそこいらのチキンみてえなバンドはおろかそのイタリアン四天王に勝るとも勝らないこの爆音の前では全く以ってどうでもいい事。#1"Ages Die"のイントロから#9"Embodiment of Chaos"のラストまで殆ど休み無く音の大量殺戮が繰り広げられるが如し。全く、イタリア人は最高だぜ。

他のブルータル勢とちょっぴり違うところは6分前後の長尺な曲が比較的多いとこ。最長で7分半もある。だからっつって変なSEやたるい間奏でだらしなく引き伸ばしたりしているわけでもなく、基本的にどこを切っても爆走であるから恐れ入る。全く、イタリア人は最高だぜ。

SikTh:Opacities
d0089277_21051637.jpg

最早某DILLINGERエフッエフッやCONVERGEと並んでカオティック系メタル/ハードコアの伝説的な存在として今尚影響を与え続けてるっぽいバンド、遺作であった2ndアルバム"Deatg of a Dead Day"から実に11年を経てリリースされた3rdアルバム

は試聴した感じ微妙だったのでよりSikThっぽさが濃厚だったミニアルバムをチョイス。このバンドにスピード感をあんまり求めてないふぁじー個人としましては暴れ馬同士でファックしてるが如く豪快に跳ね回るニューメタル的グルーヴがひらすらもう気持ちいいのなんのって。

ちなみにどこかの大学生さんはその3rdアルバムでのMikee GoodmanのVoを酷評してたみたいですが、あれを劣化って言っちゃうあの人の耳はやっぱりアテになりませんね。シブさマシマシの良~い声になってると思いません?

[PR]
by final-resistance | 2017-12-04 22:06 | Comments(5)

一生一緒にデスメタル。


by final-resistance
プロフィールを見る
画像一覧