Theoktony by BLOODSHOT DAWN

BLOODSHOT DAWN:Demons
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発売されたのはもう一ヶ月以上も前。ブラショ信者のふぁじーも当然リリース情報はキャッチしていて、つべのティザー動画や新曲PVの存在も知っていたのだが、それらを実際に耳にすることもなくブログでもあまり紹介しなかった。敢えてだ、敢えて。

中身を語る前に、このアルバムが手に入るまでにこんなやり取りがあったことを紹介しておく。どうでもいい小ネタので簡潔に。

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読めばわかってもらえると思うが、この時初めてPayPalというものを使った拙者の頭から相手が外国人であるということがスッポリ抜けてしまって、ご丁寧にも配送先住所を日本語で書いてしまったが故に起きてしまった珍事であり、バンドメンバーのAnthonyと直接メールでやり取りしてようやくアルバムを手に入れたという心温まる嬉しいハプニングであった。筆者の中学生並みの英文には大いに突っ込んで頂いて結構。

中身に入ろうか。

このバンドの1stフルが、そりゃあもう、その、なんだ。ぶっちゃけ妙なこだわりさえなかったらマイベストの1位でも全然問題ないくらいの、四年に一度出会えるかそうでないかっていうレベルの作品だったわけです。正直に言うと聴く前からその1stを超えられないことなんてわかってましたし、そういう「普通のカレーライスとカツカレーはどっちがうまいか」なんていう当たり前かつ愚かしい天秤評価はしたくなかったにせよどうしても致し方ないという部分もありました。だからもうそれを悟った上で、言い方悪いけどそこまで期待しないで聴いてました。



甘かったです。



そういうクソみたいなことを、あろうことかこのバンドに対して一瞬でも考えてしまった俺は腹をかっ捌いてお詫びしなければなりません。マイベストまた変えようかっていうくらいの衝撃でした。

前作と大きく変わった点が二つ。

人が変わったので当たり前といえば当たり前かもしれませんが、他楽器と比べても特に圧倒的な突然変異を遂げたドラム。そのスピードと手数の多さにも関わらずマシンと疑うかのような正確さから来るブルータリティたるや最早デスメタル史上の鉄人ドラマー達と容易に比肩しうる域で、楽曲に異様な殺気と切迫感をもたらしている。ちなみに前任者とは腕前が云々言えるほど差があるとは思いません。あくまでも比較して非常にメカニカルな叩き方になったというだけです。

それと連動してか曲調も大きな変化が見られます。前作はそれこそテクデスやブルータルデスみたいな何が何でも遮二無二ブチ壊すみたいなパートを遠慮無く叩き込んでくる部分が多く見られた「辛うじてメロディック・デスメタルの体裁を保っているアグレッシヴ過ぎるヘヴィメタル」だったが、その特徴を受け継ぎながら尚且つスピードとブルータリティが一段も二段も上がったドラミングに引っ張られる感じで激しさを強調させるパートが増しています(無論作曲者の意向でまずこのスピードがありきの曲作りがされていて、それに見合うプレイを要求されただけなのかもしれませんが)。

私的にはそれは当然大歓迎なことなのですが、それに圧迫されたような形で"Beckoning Oblivion"や"Vision"のような二本のまた時にはそれを上回る数のギターの音色を重ねられて作り上げられた心を締め付けるメロディのハーモニーを聴かせるパートの割合が減ってしまったことが、唯一つ残念でならない変化だった。まぁこれはアルバムの曲数を絞った結果10分以上減ってしまったランニングタイムも考慮すれば仕方がないことですし、無論完全に無くなってしまったわけでは無い上に何より枚挙に暇が無さ過ぎる数々の美点に比べたら取るに足らない些細な欠点です。

あと個人的には「別にそこまでしなくてもお前ら四人で十分すげーもの出来るじゃん」とそこまで興味が惹かれるところではなかったのですが、バンド側が非常にアツくアツく語っていらしたので(ソースは非公式ファンブログの和訳記事)ご紹介させて頂きますと、#7"The Image Faded"のソロを弾かせるためだけにゲストのギタリストを四人も招集しておられます。

Teemu Mantysaari(from WINTER SUN)
Per Nilsspm(from SCAR SYMMETRY)
Andy James
Christpher Amott(from ex-ARCH ENEMY)

アンディさんだけはバンドクレジットがなかったので詳細は不明です。そらもう皆様実力も知名度もメタル界に余すところなく知れ渡るほどの名人ですので、演奏どうこうというよりこのメンツが集まってくるほどのバンドの人望の方に興味がそそられるところです。やっぱり実力ある人間のところには自然と有能な人が集まってくるのですね、と感じた次第。ABORTEDのSvenさんも#6"Human Void"でゲストの枠を超えた全力全開ガテラルを披露しています。彼の参加の件は聴くまで忘れてたんですが、ガテラルって無個性な音の塊だと思ってたにも関わらず意外と聴いた瞬間「あ、この人か」ってわかりました。



一生追いかけますバンドの内一つの大好きなバンドなので思わず字数オーバー気味に語ってしまいましたが、最高の職人が手塩にかけて作り上げたものというものはやはり最高ですな。メールでの心優しいやり取りに心打たれたことも含めて、もう言わずもがなの今年のナンバーワンアルバムでございます。問題はどの曲を年越しソングにするかなんだよなぁ…。ってこれ全部聴きながら年越しと年明け過ごしちゃうえばいいか。



追記:この間載せたバンドの住所をたまたまググったら思いっきりアンちゃんの家がありそうっぽかった素朴で素敵な住宅街がヒットしたので一応ボカしておきました。レコード会社とかの住所だと思ってたけど、よく考えたらレーベル無所属なんだからそんなわけないよね。この数日内に見れた方はラッキー!今すぐ旅行先で凸しちゃお!
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by final-resistance | 2014-12-21 11:01 | Comments(0)

一生一緒にデスメタル。


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