<   2015年 02月 ( 2 )   > この月の画像一覧

No title

雪が憎い。憎たらしい。憎いったらありゃしない。キーッ!

HOUR OF PENANCE:The Vile Conception
d0089277_11514470.jpg最早当ブログではすっかり好評化組常連となった、イタリアからご登場のイカレバカテクブルータルデス野郎共、名作”Paradogma”の前作にあたる3枚目のフルレングス。

Metallumではこれが一番評価が高い模様ですがそれもうなずけますねえ。スピードは次作以降よりほんの少し抑えてあるのが功を奏したのか、元々尋常じゃないくらいにやかましい楽曲なのに信じ難いほどキャッチーであるというこのバンドの特徴が更にわかりやすくリスナーに届く。演奏は(ブルータルデスである以上は、という意味で)テクニカルだが無駄に分かりづらくしてあるということもなく、3分半~4分にスッキリまとめられた楽曲は10曲続いても全く飽きが来ないどころか自然にマウスが再生ボタンの上に。

そういったことを踏まえて考えてみると、生まれたてのひよっこデスメタラーからろくでもない世界にどっぷり浸かりきったジャンキー野郎まで誰にでもオススメできる良い意味で初心者向けな一枚なのかもしれない。


NE OBLIVISCARIS:Citadel
d0089277_11514584.jpg冬の夜空に煌めく綺羅星の如く放たれた強烈な1stアルバムで全国津々浦々に細々と点在するヘヴィメタル大好きっ子ちゃん達のノミのメタルハートを鷲掴みにしてそのまま握り潰すという鬼畜の所業で名を成し、先日の来日公演も大盛況に終わり、我がジャパニーズの間でも圧倒的、かどうかは知らないがそれなりの人気を獲得するまでに至ったオージー野郎共であらせられるN.Oさんが全身全霊の満を持してリリースした2ndフルレンスがAmazonダウンロードで900円だったのでまた購入。Amazonはこのバンドに恨みでもあるのだろうか。

前作と比べると…という語りが出来るほど前作を聴き込んでいないから断言は出来ないけど、少なくとも方向性は全く同じ。合間合間でエロゲーの泣けるシーンの美少女のセリフさながらに哭き喚くヴァイオリンが耳を血の華のように切り裂いていくのも勿論全編フル搭載。ただ前作は全ての曲が一曲の中で物語が完結しているのに対し、今作のそういう曲は#4"Pyrrhic"だけで、頭3曲/ラスト2曲は曲間の無い複数曲構成となっているのでプログレッシヴな嗜好はより強くなったのかもしれない。

お、何かようやくまともなレビュアーらしい言葉が言えたような気がするぞっ。


ところでMORS PRINCIPIUM ESTさんのにゅーあるばむが軒並み2000円代でいつまで経っても安くならないんですけど、これって定価が2000円なんすか?強気の価格設定なんですか?
[PR]

by final-resistance | 2015-02-10 14:01 | Comments(0)

No title

なんだか中東が血で血を洗うリアルランボーかリアルセガールみたいな状況になってますね。おかげで日頃久しく目にすることのない新聞やテレビを火事場の対岸から楽しく見させて頂いております。



先月は(毎年ベストを翌年に繰り越したおかげで)レビューを力いっぱいサボタージュさせてもらったので今月は気合い入れて書きます!これ投稿したら二月はもういいでしょっていうくらい気合い入れて書きます!!!111


ALLEGAEON:Elements of the infinite
d0089277_11514262.jpgテクデスとメロデスの間の子という今をときめく流行りモノど真ん中一直線をひた走り、見事一定以上の人気を獲得することに成功した売れっ子バンド。

それ故にうっすいんだよなぁ…。

センスの良さも認めるし人気がある理由も理解は出来るから、ちゃんと聴けば薄いなんてことは思わないんだろうけど、どうしてもこのクリアだがヘヴィさに欠ける軽々しいプロダクションはふぁじーには物足りない。かったるいと評した前作”Formshifter”の上を行くチャラさ。中華料理屋で鶏肉のカシューナッツ炒めを注文したんだけど、調理ミスでカシューナッツしか入ってなくてそればっかモサモサ食ってる感じ。カシューナッツ好きだけどリスじゃねーんだよ俺は!!

でもまぁ、デスメタルを好んで聴く大半多数のリスナーのツボはしっかり抑えていると思う。間口を広げるためにこういうバンドがあっても…いいと、思うよ?(予防線)


THE HAUNTED:One Kill Wonder
d0089277_11514273.jpg初期と後期で演ってるサウンドとファンとの間に大きな隔たりがあるバンドというのはもはやコーラを飲んだらゲップが出るくらいに当たり前。

そして後期サウンドでアルバムを2,3枚リリースしたら原点回帰コースを辿って中途半端にアグレッションを取り戻したアルバムを出す。そのアルバムこそがそのバンドの命運を分けると言っても過言ではない立ち位置にあるというのも質問文に対して質問文で答えると0点なのと同じくらい当たり前。

とはいっつも言ってることだけど、俺はそういう場合大体初期サウンドのファンである。このバンドももちろんそう。ヒゲがイカすナイスガイのPeterよりも、コワモテハゲマッチョメタルオヤジといういかにもアレな風貌のMarcoのVoの方が好きなのと同じ。交代したVoの圧倒的な”デスメタルのボーカリスト”としての力量差を見せ付けるには最適な曲であり、俺が一番好きな”D.O.A”(意外でしょ?)をPVにしたのは大正解だと思う。


ORIGIN:Omnipresent
d0089277_11514356.jpgこのバンドは生涯で二番目に購入したセルフタイトルの1stアルバムの頃から知っていて、まぁ詳細はもちろん端折るがそれなりに思い入れが深い。っつってもその1stがあまりしっくりこなくて"Antithesis"までスルーしてたというオチは置いといて、結構入念に追いかけているバンド。

急にショートグラインドっぽさが増して全然しっくりこなかった”Entity”で非常にがっかりさせてくれたのだが、今作はもうちょっと持ち直して……ねえな、コレは。何を勘違いしたのか知らないが意味不明なインストなんかまだマシなほうで、それどころかただのハードコアみてーなくっせえくっせえ曲が2曲も入ってやがる(内一つはカバーだからまだいいものの…)。

これがORIGIN(原初)を名乗るバンドの作品ですか、へぇー。まともに聴く気もレビューする気も起きない駄盤。Jason Keyser?知らない子ですね。


ANAAL NATHRAKH:Desideratum
d0089277_11514362.jpg逆にこいつらは”The Constellation~”からの完全な後追い組。よく考えたら2001年の"The Codex Necro"からもう13年経っていてフルレンスが8枚ですから、立派な重鎮です。

普通8枚もリリースすれば何作かは迷盤扱いされたりするもんですけど、他所様のブログなんかを見る限りはその8枚全部概ね高評価です。「紛うこと無き正真正銘のクソアルバム」という断固とした意志の感じられる否定的意見はお目にかかったことがありません(好き者しか聴かないからそりゃそうなんですけど)。どのアルバムも一貫して凶悪な音楽をやっている=ずっと同じことばっかやってるのに、飽きられること無く多数のファンに愛される。そんなバンドはMESHUGGAHくらいしか思い当たりませんね、俺は。この二人組は人間じゃありません。人智の及ばぬ既存の生命体を超越したナニカに違いありません。

そろそろ飽きたなぁなんてふと思ったそこのあなた、この轟々と渦巻く純然たる狂気と殺意と憎悪を向けられて尚、同じことが言えますか?


BENIGHTED:Asylum Cave
d0089277_11575730.jpg自分のミス以外の何物でもないですが、ジャケの明暗しか違わない(配置してある医療器具の位置まで同じなんだぜ…)全く別物企画盤”Surplus Steel”を買ってしまったおかげで二度と買うもんかコンチクショウと思ったCARCASSの”Sugical Steel”とジャケが似てますが違います(初回のジャケはもっとグロかった気がします)。ろくに聴かずに並盤と評価を下したおフランス出身の体液と肉汁と唾液がたっぷりな湿っぽいブルータル・デスの…何枚目ですかねこれは。Itunesで600円でした。

荒っぽいグラインド臭さからCATTLE DECAPITATIONを思い浮かべたけど、どっちかってぇとDYING FETUSとか若干モッシュモッシュしたバンドの方が近いですね。NASUM(超懐かしい)のカバーとかしてるし。どっちも一緒か。”Carnivore Sublime”と内容は全く同じ。今作が気に入れば次作も気に入るし、逆もENTER SHIKARIです。

ふぁじーの琴線には触れなかったのでセールスポイントになるかはさっぱりわかりませんが、ゲストボーカルが参加しております。ABORTEDのSvenニキとDEVOURMENTのMike Majewski氏(そのCATTLE DECAPITATIONの”Monolith of~”にも参加してたらしい)。



あと2枚あるんですが、疲れたんで次回でもいいですか?
[PR]

by final-resistance | 2015-02-05 11:55 | Comments(0)