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No title

DEW SCENTED:Issue Ⅵ
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今までこのバンドをクローズアップして紹介したことは無かったような気がするが、現時点での最新盤"Icarus"を含めて何と10枚ものアルバムをリリースしているという、デビューは10年以上後なのにも関わらず本国のドイツ御三家に迫るほど元気の良い御長寿デスラッシュ(SとKが13枚。Dが11枚。ドイツ勢はアルバムリリースが早い)。



…のはずなのだが今一つ日本では他の有名バンドに比べて影が薄いような気がする。



それもそのはず。このバンドは2000年代初頭のデスラッシュムーヴメントに乗じてタイミングよくリリースした"Inwards"から突如アルバムのクォリティを上げて大化けしていきなり有名になったという経歴がある。それ以前の活動はディープなファン以外には殆ど知られていないため(3rd以前のアルバムがyoutubeでもそんなにアップされてないほどにショボい)一般的な後追いリスナーの「なんだかよくわかんないドイツのバンドがすごいアルバムリリースしたぞ」という上っ面の知名度だけが進行していったせいではないかと思われる。

さてそんな立ち位置にいるでゅー"ハイフン入れるのが正式名称"せんてっどちゃんの6枚目の中身。いきなりですがスネアの響きのかっこよさでこのアルバムを超える物に出会ったことが未だに無い。「ギンッ」とか「バキンッ」というもはやある種の冷気的な擬音で表現できそうな太鼓の音なんてこのアルバムくらいでしか聴けないのではないだろうか。スタンダードなリズムの合間にいちいち偏執的にフィルインを叩き込むそのドラムがこれまたセンスも腰がすっぽ抜けるくらい良くて、かといってテクの見せびらかしになってバンド本来の疾走感が台無しになるなんてことは全くなく、基本中の基本のスピード感溢れるビートは押さえてあるというのが好印象。

降り下ろした手の平とともに金切り声を上げて泣き叫ぶ虜兵達をばたばたと薙ぎ倒すシュマイザーのようなリフレインとボーカルがそのリズムの上に全部乗っかった一心不乱の大戦争的激ヤバデスラッシュが13曲。この地上で行われるありとあらゆる戦争行動が大好きなデスラッシュフリークは是非お手にとって頂きたい。
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by final-resistance | 2013-01-29 12:20 | Comments(0)

Deamonbreed by THE FORSAKEN



退職金マイナスの影響で教師共の駆け込み退職が増えているようです。その額およそ、半年分の給料に匹敵するであろう150万円。クソガキになめられ上司にいびられ、あまつさえアホな親にも怒鳴られる。そりゃ「公務員」っていう便利な肩書きさえ無かったらこんな仕事やってられませんよね。退職ラッシュで払う退職金が一時的に増えるのはともかく、今後ザコに払う給料が減って消費税増額もチャラになってくれたらいいのにね。そして教育の質は低下、増える一方の人の皮を被ったサルの子供。いいよいいよー滅び行く国家が見えるよー。






はい、で。

去年の12月に頼んだ例のアレですが1月一週目頃にようやく到着。

アナルだけが結局届きそうに無かったので、すでに入荷していた2枚を先に入手すべく分割配送。これによりアナルの金額が実質+380円になる。

その翌日アナル入荷。しかもご丁寧に同日に両方到着。

オンドゥルミッチャケー(^p^q^)アーハーアーハー








別によぉ、HMVさんにはいつも世話ンなってるしよぉ、380円の送料如きでZOZOTOWNの客みてーに文句なんか言わねえけどよぉ、こういうふざけた対応されるとムカつかれるってのわかんねーのかなぁ。HMVに俺のアナルを密着させて下痢と糞と屁を同時にぶっかけたい気分を抑えながら感想を書きたいと思います。

MORS PRINCIPIUM EST:...and Death said live
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日本中のメタリオンに「"MORS PRINCIPIUM EST"は英語で"Death is just the beginning"、和訳すると『死は始まりに過ぎない』という意味である」という「地震の時はトイレに逃げ込めば安全」(部屋の狭さの割に使用されている木材が多いので頑丈であるとさいとうたかおさんがいっていたような気がする)と同じくらい役に立つ知識を教え込んでくれた「神は言っている。ここで死ぬ運命ではないと」な邦題が似合いそうな、実に5年ぶりの4thアルバム。

別にふぁじーは5年も待ったわけではなく、2009年に2nd"The Unborn"を聴いて感激、次の年には3rd"Liberation=Termination"を聴いてケツから星と火の粉を噴射してスカイハイしながらありがとうそしてありがとうと叫んだにわかファンなのですが、それでも3年は待ったわけです。

その期待に90%応えてくれた会心の一作。現役メロデス組の中でもトップクラスをひたすら走り抜けるクッソ速くてメロディアスなデスメタル。「モルス」でググったら真っ先にwikipediaの項目が出てくるほどの知名度に相応しい出来だと思います。リーダー格だった前任Jori Haukioが抜けてからなかなか決まらなかった後任ギタリストのAndy Gillion(作曲のほとんどを担当)とAndhe Chandler(Voと共同で作詞をほとんど、作曲もAndyと共同で半分くらい)の仕事っぷりもナイス。それぞれイギリスとニュージーランドから遥々やってきてくれたわけですが…イギリス人はともかくニュージーランド人は長続きするかどうか心配。

んで残り10%は何かってーと、前作と聴き比べたらハッキリわかると思いますがドラムです。ドラムドラム。比較的メンバーチェンジ率が高いこのバンドにおいて最も在籍期間の長いMikko Sipolaさんは今作から復帰していて叩いてるんですが(それでもオリジナルメンバーは一人もいないっぽいですが)スピードはともかく明らかにフレージングセンスで一歩どころか数歩遅れをとっています。前作で代理で叩いた天才セッションドラマーMarko Tommilaならば2,3フレーズは叩き込むであろうパートを、ツーバスダシダシや左右の手のビシバシで埋めてるだけのパートが多めなのが何とも惜しい。ただこの点に関してはストレートな曲調やリフだけを楽しみたい方にはアリっちゃアリかもしれません。

Backstreetboysのカバーというチルボドみたいな選曲のボーナストラック(後でitunesから150円で失敬した)を含めて全12曲、フィンランドが世界に誇る郷土料理モプリンがお腹一杯楽しめる好盤です。スペシャルゲストでTHE BLACK DAHLIA MURDERとBRING ME THE HORIZONのギタリストが参加している曲があるようですが(そう書いたステッカーが貼ってある)どの曲かはわかりませんし、違和感ゼロなので気にしないで聴いていいと思います。どっちのバンドも興味ねーし。

ANAAL NATHRAKH:Vanitas
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380円の余計な出費の元凶となった黒いアナルの7作目。もうこれで7作目ですか。すっかりヴェテランの風格が漂っていますねえ。ブラックウィドウと今作に挟まれて前作"Passion"がすっかり無かったことにされてますが、スパンが割りと短かった記憶があるので致し方なしか。

まぁどうせいつもの激しいアナルトーチャープレイだろうとわかっていたのでそんなに肩や気を張らずに聴いていたせいか、え、え、なにこの左右の耳から入ってきた音が鼻の穴からスーッと抜けていく感は……いつものアナルなんだが……何か違うような…うん、やっぱいつものアナルだわっ、と納得するまで2、3回聴きましたよわたしゃ。かったるい曲が2つほど混じっていたので前々作のアレに比べたら何とも締まりの悪いアナルだなーと思って聴いてましたがしかし、なんのなんの。無間地獄も阿鼻地獄に叫喚地獄もいっぺんに体験させられているような、ブラックメタルどころか全てのミュージックジャンルの中でも屈指と言うに相応しい極悪拷問サウンドが相変わらず全身の血が鼻から飛び出すほどかっこよかったです。

"死生観"というテーマとそれにちなんだジャケアートのせいか、何か得体の知れないドス黒さが増したような気がします。「んー、今までと同じだとマンネリって騒ぐやついそうだから入れてみっか」とカレーにココアかチョコレート入れるような気分で入れたであろう合ってるんだか合ってないんだかぶっちゃけよくわかんない電子音も、Vokill担当のVナントカ氏のライブで一曲やったら喉が吹き飛んでいるであろう絶叫にかき消されてどうでもよくなります。

うん、やっぱこれすげーわ。エクストリームメタル界における格言「アナルに外れなし」をまた一つ実現した、380円余分に払っても全然惜しくない秀盤です。

KEEP OF KALESSIN:Reptilian
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今は無き某投稿型レビュー掲示板サイトで"Armada"が異常なほどの高評価を与えられていることをン年前に知り、以来何気に"Kolossus"と今作を続けて買っているバンド。"Kolossus"にはガッカリさせられましたがね。久しぶりに聴くのと、その前作が机の隅っこに転がってる10円玉くらいの存在感しかなかったせいでどんなモンだったかしらねーとフレッシィな気持ちで聴いていたんですが




あれ、こんなかっこよかったっけ?




まずサウンドメイキングがチリバツ。ザックザクのバリッバリ。ゴリッゴリのギュルッギュル。堅揚げポテトのような気持ちの良い音質でまずはメインコンポーザーObsidian C氏の面目躍如ってとこか。後述する理由で一曲一曲の個性は薄いが、過去最高に濃味なシンフォニック風味が施された、もはやブラックメタルと呼ぶと首を傾げたくなるシンフォブラックとスラッシュメタルの合いの子のようなリフと、ミニアルバムではノルウェー国民栄誉賞受賞ドラマーであるあのFrostさんに代役を依頼したVyl様の鉄壁過ぎるドラムがジャケ絵をドンッと飾るカレシン様の如く迫り来る。

そう、やっぱりドラムのVyl師匠がすげえ。正直、Obsidian C氏の作る曲は無駄な反復は多いくせにリフのバリエーションはそこまで多くないのでリフばっか聴いてたらあくびが出るレベル。なのに退屈しないで聴けるのは、長ーいくてゆるーいパートでもちょっとずつ手を変え品を変えていろんなパターンで変化を付けてくる彼の成せる業だろう。今し方リフをけなした所だが、そのリフだってかっこいいことには変わりなし。すし屋行ったのにサーモンばっか食ってたら飽きるけど、サーモンが美味いのは事実なのですよ。

でもやっぱりふぁじーの中にある"Armada"の孤高さすら感じさせる圧倒的存在感は超えられないかな。荒れ狂うタイフーンみたいな強烈過ぎるインパクトを残す、ブラックメタルにはあるまじきオルタナ刻みの超光速リフが無い。このバンドの真価を知りたい人、過小評価を下してる人は"Armada"か前作のミニアルバム"Reclaim"を買いましょう。
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by final-resistance | 2013-01-26 19:13 | Comments(0)

No title

日本の女性アーティストは曲を作る時以下の言葉使うの禁止で(そもそも作ってんのも本人じゃないだろうけど)。

・会いたい
・泣きたい
・声が聞きたい
・抱きしめたい
※「会いたいよ」等変化させるのも禁止

・メール、着信、電話…等、携帯電話を連想させる単語

・二人称に「キミ」(『お前』とか『貴様』とか『汝』とかは良しとする)
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by final-resistance | 2013-01-09 22:09 | Comments(0)

Secondary Effects by DARKANE

年が明けたからって別に何もめでたくないですよね。また今日から牛のアナルとカントを眺める仕事が始まるだけですので。新年のお祝いの挨拶とかどうでもいいのでサクッといきましょう。今年の一発目はコイツだぁ!!!!111

DARKANE:Layers of Lies
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去年の12月に頼んだ例の3枚がアナルナスビのヴァニタスの羊ちゃんだけが入荷遅れで全部届かなくなっちゃってるのでもういいや何かいいものないかなーとItunesのオンラインショップを物色していたら900円というスウェーデン人もビックリの破壊的価格で発見、こいつぁ年明け早々縁起が良いぜと即ポチ。バンドがどうのとかはもはや頭の中からぶっ飛んでいて、買った理由の900割はそれでした、はい。新年始まってまだ三日目ですが、費用対価格は今年で一番なのではないでしょうか。

#1"Amnesia of the Wildoerian Apocalypse"という間違いなくDrのPeter Wildoerをもじった真面目なんだかネタなんだかよくわからないオーケストラチックなイントロから繋ぐ形で、デスラッシュ界珠玉の名曲#2"Secondary Effects"で開幕直後に二位と大差をつけてぶっちぎるドーカイテイオーの如く飛ばしまり。#3"Organic Canvas"もDirk Verbeurenと並ぶテクを持つ千手観音ドラマーPeterの多彩すぎるドラミングにこんな顔でキメてしまいますううううぅ><><><><


その後も存分に頭も腰も振れて気も触れてしまうほどの良曲でビシバシと立て続けに攻め立ててきて、またしても登場するメンバーの名前をもじったインスト#7"Master Klas"を経て続く#8"Vision of Degradation"、#9"Contaminated"でもその勢いは止まる所か勢いを増しているようでありんす。イントロのベースとドラムのグルーヴを聴いただけで名曲と予感させてくれる#11"Decadent Messiah"は実際に素晴らしい曲だし、#12"The Creation Insane"も顔がコレ系が好きなふぁじーは思わずニヤついてしまうメロディアスなデスラッシュ。#10"Maelstrom Crisis"はメロディを聴いているとギタリストのChristofer Malmströmさんの趣味だとわかるギターメインのインストです。

でもこの作品で何が一番驚いたってVoのAndreas Sydowがものすごくがんばってるってことですね。元々デス声一本ではなくスラッシュメタルみたいなダミ声でメロディ追ったりもするタイプのボーカリストなのですが、情けなさすら感じられるヘナチョコスクリームの二流感がどうしても拭い切れなかった前作、前々作とは別人のように、ここにきてそれはもうキチガイみたくギャーギャーワーワー吼えまくっておりまして、"Burning Bridges"時のJohan Liiva並みの必死が伝わってくるような、聴いてるこっちの息が詰まりそうなほどの超感情的なデス声を披露してくれて「何よアンタ、やれば出来るんじゃないの」とマツコ・デラックスばりに褒めてしまいました。ようやく表現力というものを手に入れた矢先に今作での脱退。惜しまれます(ちなみに新加入のJens Bromanは前任二人に比べたらカスもいい所のカスボーカリストです)。時々毛色の違うスクリームが出てくるんですが、それは多分Cristoferさんの別プロジェクトNon Human LevelやJames Labrieのソロアルバムとかでデス声担当してるドラムのPeterの助力でしょう。それ抜きにしたって十分通用すると思うけどなぁ。

個人的に90点くらいの名盤だった1stを軽々と記憶とヘヴィロテの彼方に追いやる、間違いなくバンド史上どころかデスラッシュ()の歴史を鑑みても最強に近いアルバムなんじゃないでしょうか。2012年ベストのNEMBIENCEより更にいいぞコレ。やっぱりCristopherとPeterのコンビは北欧デスメタル界のお前がナンバーワンだ!
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by final-resistance | 2013-01-03 11:34 | Comments(0)