No Title

ふぁじーがメタルを聴く際に最も重要視していることは「速い」ことである。どうしてってそりゃあお前、速い曲のほうがメタルとして格好良いに決まってるじゃあないか。速い曲よりも遅い曲『の方』が格好良いなんてこと絶対ないね。あるわけがない。

それにほら、見てみろよ。「速い曲はもちろん、遅い曲も格好良い」「遅い曲の配置が速い曲を引き立てることに成功している」「遅くても格好良い曲がある」なんて、どこのレビューサイトを見ても『遅い曲』について肯定的に書いてるところなんてまずお目にかかったことがない。かようにメタラーは結局、速い曲であれば反射的に絶対的に無条件で受け入れてしまうのである。


その事実を、このアルバムを聴くまで俺は疑うことすらしなかったのだ。


IMMOLATION:Kingdom of Conspiracy
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個人的に一生縁が無いと思っていたというのにうっかり試聴してしまったもんだからさあ大変。桁外れの膂力と規格外の迫力、威厳すら感じる圧倒的な存在感。一体何なんだこの怪物は。どうにかして他バンドに例えるなら、思いッッッッッきり遅くしたBEHEMOTHとかHATE ETERNALとか。正に音で聴く「遅さの暴力」。

恐ろしいことにこのアルバム(に限った話ではないかもしれないが)遅い曲『の方が』格好良い。不協和音とツーバスマシマシのスローテンポでズンダカズンダカやってる時の方が、ブラストビート鳴らして突っ走ってる時よりも数段格好良いのだ。遅→速のコントラストなんて普通のバンドなら問題なく格好良く聴こえるはずなのに、このバンドに限っては逆のパターンの方が格好良く聴こえる。「もっと遅く!重たく!引き摺り倒すように!」とスローパートを熱望してしまうほどに。

何かもう聴いちゃいけないヤバいもの聴いてると感じる瞬間が多々ありました。これは今年のNo.1合戦、えらいことになりそうですぞ!

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by final-resistance | 2017-10-22 22:12 | Comments(0)