The Supreme Necrotic Audnance by ANAAL NATHRAKH

気付けばもう1週間きってますね。仕事とゲームばっかでメタルを聴かない日が二日も三日も続いたりと、ほんっとにメタルファンとしては情けない限りなんですがレビューが4枚も残っております。クリスマスとかお正月とかなんとか浮かれてる場合じゃねーよ。仕事から帰ったらケーキ食って寝るだけのくっだらねー行事より大事なモンがあるんだよ俺にはよ。

牧場主のご子息様が帰っていらして、俺様の代わりにさっさと仕事を済ませてもらって早く帰れたおかげで浮いた時間でもってサクっと書いちゃいます。今年はもう買うものもないわけですし。

MAN MUST DIE:No Tolerance for Imperfection
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イギリスのブルータルでちょいメロなデスメタル、以上!書くことないので次!

ANAAL NATHRAKH:Codex Necro
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同じくイギリス出身、タガの外れてイカれた轟音と共に全世界にその名とキチガイっぷりを轟かせるキ印満点躁病アナルブラックキリングマシーンユニット、原点となる1stアルバム。MAN MUST DIEとはジャケもかぶってますね。

"Eschaton"辺りの急に耳に優しく(といっても元の音そのものはアレなのだが)なり始めた頃からこのバンドを知ったにわかぶらっくめたらーチャンは多分4曲目"Pandemonic Hyperblast"で停止ボタン押すんじゃないかと。ノイズ混じりというか最早一種ノイズミュージックの領域。音で人を殺れる殺気に満ちてます。ANOREXIA NERVOSAの"Drudenhaus"とかEMPERORの1stとか人として決して超えてはいけない一線をアッサリ超えちゃった系の尋常ではない狂気が溢れています。

銀河系ブチ壊すだけでは飽き足らず次の標的を求めて第三宇宙まで飛び出していっちゃった神盤"In the Constellation~"とはまた違う意味で強烈。悲鳴のSEやわけわからんノイズがジャンジャン耳に放り込まれるので、メジャーなところではまず名前なんて出てこないアングラブラックのような何かヤバいものを聴いてる感覚に。

でもこれ、「ブラックメタル好きなんだよね」とか半笑いで言っておきながらこのアルバムを聴いたことが無いって言うのは、恐らく人として間違ってます。なんたってリフというリフのどこからどこまでとことんブラックメタル、メロディを最低限にまで押し留めて薄気味悪さと邪悪さでリフを響かせる所謂ところの純粋培養ノルウェイジャン品質。ヴっちゃけMAYHEM完全リスペの超極悪ブラックメタルです(カバーとかしてるしね)。

ガッチャガチャの音質も合いまって聴き易さもわかりやすさもどこかに投げ捨てた、ブラックメタラーではなくて「ブラックメタルが好きで好きでどうしようもない」という割りとどうしようもない人向けの一品なんだと感じました。


PSYCROPTIC:Ob(servant)
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やっとやっと、やっと手に入れましたよ。もうこの5年くらいずっとほしいほしいと思ってたのに先延ばし先延ばし、先延ばしてるうちにでちゃった"The Inherited Repression"を聴いて危うく完全に忘れ去られてしまうところだったマッスルタスマニアン先生3号にして、本年度イケてるジャケ大賞優勝間違いなし作品。

何故これほどまでに先延ばしにしてしまったのかというと、試聴した際のVoのハードコアっぽいミスマッチ感がちょっとだけ鼻についたとか、前作"Symbols of Failure"がテクデスとしてあまりにも神懸かりすぎていていたので買う気が失せてしまったとかいろいろあるんですが、いやほんとごめんなさい。これもすっげーわ。


ラストの"Initiation"が全部持ってっちゃってるくらい強烈な曲なんですが(8分が長いだなんて言ってるそこの君、ケツにネギでも入れてはやくその病気を治しなさい)それ以外の曲にも十分PSYCROPTICの魅力もフックもクォリティも備わっております。路線としては前後のアルバムの中間でありつつもどちらかというと"Symbols~"寄りの、マニュアル車の6速と9速と12速を瞬時に何度も切り替えるグルーヴ&ドライヴィンを決して忘れない、スピードメーターとミッション涙目のクール過ぎるテクニカル/ブルータルデスメタル。

一応個人的に聴き飽きないための心がけとして一年の内に同じバンドのアルバムは2枚買わないようにしてるのですが、そんなものすっかりどうでもよくなるくらいの素晴らしい作品でした。ごめんウソだわ、DARKANEやらANAAL NATHRAKHやらKEEP OF KALESSINやら、その他諸々2枚買っちゃってるもの。てへ。でもどれも年始めくらいに買ったり、一度に2枚注文したりしたものだからいいじゃん。ね?

NERO DI MARTE:self title
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1回折りたたんだだけのうっすーい紙のケースにCDと歌詞カードが入ってる超省エネ仕様なイタリアのテクニカルでプログレッシヴでデスいアレ。配送とか大丈夫なんだろうかコレ…。(よそのブログ的な意味の)ご近所で何かと名前が挙がるものですからわたくしもワリとマジな試聴5秒の末購入しました。恥ずかしながら自分で注文したくせに到着まで3週間とかかかりやがりまして、すっかり忘れてた頃に届いてアレコンナモノイツタノンダッケとなった次第な。で聴いてみたんですが



うっわぁ…。



これはもう如何とも形容しがたいな。なんていうのかな、これ。



うん、ULCERATEだな。ドゥームメタルにも通じる閉塞空間的息苦しさとポストメタル的静寂を内包した名状しがたきデスメタル。突っ込んで聴いたことは無いからなんともいえないけども、パッキパキに乾いた音像から浮かび上がるバンドはメタルというよりもNEUROSISとかISISとかの瞑想系ハードコアの方が近いのかもしれない。

既存のバンドに何から何まで似てるとは当たり前だけど違うものの、細かいとこは何書いていいかサッパリわかんないので箇条書きに逃げさせて頂きますと

Vo…デスっ気の薄い、咳き込みそうな吐き捨てでわずかながらのメロディラインを追って歌う。そう、歌うんです。

Gu…Vo兼任と専任ギタリストの2つの弦で脈々と綴られる、リスナーに捉われることを全くもって拒否しているかのごとくノイジーで混沌とした、でも乱雑さなど微塵も感じさせないリフの応酬。

Ba…よくわからん。けど恐らくこれが無かったらこの異様な雰囲気は2割程薄れるんじゃないかと思う。

Dr…耳を疑うほどのスピードプレイは無くとも、恐らく同じパターンなんて一つとして無いんじゃないかってくらい影響元のULCERATE以上にあちこち叩く。

リズム…そんなドラムのせいで変拍子やらリズムチェンジやら規格外の拍取りやらでもうぐっちゃぐちゃ。追ってる内に正気じゃなくなりそう。

メロディ…これが不思議であり魅力を感じるところではないかと。おぞましく邪悪であり神経を蝕む程に気味が悪く、それを維持したまま荘厳さすら感じられるメロディを操り、かと思えば全くそれらを感じさせないほどに穏やかで優しいものに切り替わったり。

けどいつの間にか聴き入っちゃう。何度もリピートをかける。その内貧乏人の目の前に焼肉置いたら食らいついちゃうほど当たり前に聴いてしまう。聴いてはいけないもののようなロクでもないもの聴いてるのに、トータル50分なんて悪い夢でも見てたんじゃないかっていうくらい呆気無い。曲と曲に隙間、幕間みたいなものが無く全ての曲がずーっと繋がって一曲になっているように感じられるのも夢遊病っぷりに拍車をかける。

ULCERATEを初めて聴いた時もこんなもの本当に人間が作ったのかと思いながら聴いてましたが、それに近い感触を味わえます。こんな気しょじyg色しょうr悪わるtいシロモノリリースするのは一体何処の何者なのかと気になって気になってというか大体こういうのはPROSTHETICとかWILLOWTIPとかNEUROTICとかまぁ所謂そういうところと相場が決まってるのはわかってるんですが、さてさてどこのレーベルかなと裏面をチラ見したら安心のPROSTHETIC RECORDSなんですねえ。流石としか言い様がありません。
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by final-resistance | 2013-12-23 11:34 | Comments(0)