Albums of the Year 2010

明日が仕事。へろへろになるまで仕事。
でもって本日は12日ぶりのお休みなので今のうちに書いてしまおうと思いました。それではどうぞ。




CIRCLE OF CONTEMPT:Artifacts in Motion
本当はランキング除外にしようと思ったけど、聴き直す度にいいアルバムなんじゃないかと思えてきたスルメ盤。同じリズムを同じテンポで、しかもあそこまで徹底してくれるとトランス的に気持ち良くなってくるという、ギリギリなケース。メロディも悪くはないので次作を地味に期待。80点。
Favorite song:Scour the Sharpside
ここにきてこのクリーンボイス。これで点数10点はアップした。

ZYKLON:Disintegrate
このメンバーをしてこの程度のアルバムしか作れないことに大きく落胆。速い曲が少ないだけで本当は良盤なのかもしれないが、やっぱりメタルは速いに限る。82点。
Favorite song:Ways of the World
ZYKLONの魅力はなんといってもZamothとDestructhorのリフレインとTrymのブラストビートによる暴風雨のようなコンビネーションなのである。

ELVEITIE:Everything remains as it never was
前作よりも速くてヘヴィな曲が増えて単純にいいアルバムとなった。が、やっぱり笛がでしゃばり過ぎてる感は否めない。本質はメタルバンドなんだからもっとギター使おうよギター。82点。
Favorite song:Kingdom Come Undone
こういう曲をあと二つないしは三つ増やしてくれたら、って前も言ったか。増やすというかたるい曲と置き換えてくれればいい。あとシンバル叩く回数サボるんじゃない。

D CREATION:Silent Echoes
逆にこれは予想外の良盤だった。マイルド過ぎて面白みに欠けるけど、センスの高さはひしひしと滲み出て来る。聴いた回数は意外と多い。83点。
Favorite song:Fadeaway
やたらと飛翔感を煽るキーボードが良い。

ABIGAIL WILLIAMS:In the shadow of thousand suns
今回のランキングを作成するにあたってこれまでに買ったアルバムを時間を見つけて聴き直したのだが、中でも一際良盤であることを再認識させられたのはこのアルバムだった。無個性なデスコアの台頭、テクニカル・スタイル・デスメタルの氾濫と、若干先行き不透明な感じがするデスメタルよりもよっぽど好感が持てました。89点
Favorite song:The Departure
全てを飲み込み、砕き、突進する、美しくも凶悪で巨大な津波を連想させる。全てが無に帰された後、物語は新しい"The Departure(始まり)"へ…。

MYRKSKOG:Death Machine
ブラックメタルバンドのアルバムが上位にランクインしてない前年のベストに比べると、今年はブラックメタルに恵まれた年だったのだろう。ブラックメタルに苦手意識を持っているふぁじーだが、まだまだこのジャンルも捨てたものじゃないと思った。89点。
Favorite song:Title track
やはりZamothがリスペクトするだけはある。1stの頃のZYKLONとタメを張るくらいかっこいい。

CALLENISH CIRCLE:Pitce,Black,Effects
こちらも予想を裏切る良盤。クリーンボイスも、激しいドラミングもありません。でも、今の時代のバンドにこんなリフを、こんなアルバムを作れる、否、作ろうとするバンドが他にいますか?89点。
Favorite song:Sweet Cyanide
エレクトリックなイントロ→イヤーオゥ!!!→ザクザクザク…で決着ついてた。


ここから先はトップ2意外はどれも甲乙付けられない、90点オーバークラスの超良盤。点数は単なる順番付けのようなものとしてのみ認識して頂きたい。


DISARMONIA MUNDI:Mindtricks
バンドというものは天才が一人いればあとは巧者が勝手についてきて勝手にいいアルバムが出来上がっていくものである、という好例。天才Ettore Rigotti氏に盛大な拍手を送ります。90点。
Favorite song:Celestial Furnace
一番激しくない曲だが、一番聴いている回数が多い曲。別段変わった事やすごい事をしてないのに、なんでこんなかっこいい曲が出来るんだろう。

GOD DETHRONED:Passiondale
ズッコケナレーションももはやご愛嬌。オランダのデスメタルシーンはこいつらがいれば安泰である。これの次に出たアルバムも豪快に突き進むウォーリアー・デスラッシュ。91点。
Favorite song:No Survivors
全曲鬼のように激しいデスラッシュが目白押しなのだが、なんとここにきてクリーンボイス登場!(曲調自体は変わらない)。思わず目頭が熱くなる。救いようの無い歌詞も秀逸。

DIVINITY:Allegory
変態メタルをやらせたら世界一のカナダからBENEATH THE MASSACREと共にランクインです。まさに期待の超新星登場。94点。
Favorite song:Plasma
この曲のよさはブログ中で何百回と語っているので割愛。やたらと金のかかっているPVもご一緒にどうぞ。

ORIGIN:Antithesis
ここまでやってくれたら清々しいというか、やりすぎな気がしなくもなくなってくる。だがORIGINもじゃこれくらいやってもらわないと困る。95点。
Favorite song:Title track
知らずに聴いていて9分半もあってびっくりした曲。でも相変わらずもんのすごいスピードなのであっという間に終わる。このスタイルでこの長さの曲をやるのってある意味革新的ではないだろうか。

BENEATH THE MASSACRE:Dystopia
「デスメタルという極限性の高いジャンルにおいて、どこまで"人間"を"非人間"化させることが出来るか」という課題を99%まで克服した、人の皮を被った化け物共による化け物じみたデスメタル。前年のULCERATEばりの衝撃を与えてくれました。98点。
Favorite song:Never More
無駄に繁栄しているクソデスコアバンドどもに是が非でも見習っていただきたい。まず人間を捨てるところから始めないとダメだが。

DARK TRANQUILLITY:We are the void
もはや固定化されたスタイル。彼らもこのスタイルが歓迎されているのだからこれ以上変わるつもりも無いのだろう。それが悪いとはいわない。良いとももちろん言えない。だが彼らはこれで間違いなく"正解"なのだ。98点。
Favorite song:I am the Void
どれを選んでも結果は同じなんだけどね。そのどれもがクォリティ高いから困る。

ANNAL NATHRAKH:In the constellation of the black widow
イカれてる。キチガイ。頭おかしい。狂ってる。どんな罵詈雑言を吐いても彼らには褒め言葉としか受け取ってもらえない。ブラックメタルというジャンル内で"激"の要素の頂点を目指した結果、勢い余ってどこか遠くにブッ飛んでしまった様です。このままどこへでもブッ飛んで下さい。98点。
Favorite song:Title track
曲が良いというか、最後の絶叫のインパクトが強いからってことで。

VALE OF PNATH:Selftitle
何か聴くものに困ったらとりあえずこれを聴いていたような気がします。困ったときのVALE OF PNATH、早くフルレンス出してよ!98点。
Favorite song:…A Disoriented Blur
初めて聴いた時にリアルで「おぉーッ!」と叫んでしまった、本年度ベスト4には入る超名曲。

VEIL OF MAYA:[id]
BENEATH THE MASSACREは人間を捨てることであのレベルにまでたどり着いたのだが、こいつらは生身の肉体を以ってしてここまで来てしまった。難解すぎて聴く回数はそれほど多くなかったが、聴く度に新しい驚きと発見が出来るアルバム。98点。
Favorite song:The Higler
どの曲も有り得ないレベルのテクニック連発だが、中でもこの曲は極致。こいつらの頭の中には一体何が詰まっているんだろうか。

THE ARCANE ORDER:The Machinery of Oblivions
バンド歴の長い超プロフェッショナルな人間の集まりなのだが、それにしてもこのアルバムは凄過ぎ。もっと話題になってもいい。いやなるべき。これを聴かずしてお前らメタラーは一体何を聴くというのだ?99点。
Favorite song:The Sanity Insane
Kasperのボーカリストとしての素質の高さにド肝を抜かれる、このバンドにしてはかなり異質な曲。

MORS PRINCIPIUM EST:Liberation=Termination
ふぁじーの中での"メロデス"というジャンルが根底からひっくり返るくらいの素晴らしい出来。メロディック・デスメタルという閉塞感があったジャンル内で殻をブチ破って新たな世界観をすら提示させた一枚。99点。
Favorite song:Cleansing Rain
完璧です。

HATE ETERNAL:Fury and Flames
Jared Andersonの死を得て"最強"の座を掴み取った孤高の鬼才、Eric Rutanによる孤高のアルバム。心して聴くべし。99点。
Favorite song:Tombeau (Le Tombeau De La Fureur Et Des Flammes)
これを何の感情も持たずに聴き通した人は、一体どんな時に泣くというのだろう。

DIVINITY:The Singurality
英国の某ハゲや某キモいオジさんがヘヴィメタルというジャンルの礎を築いて四十余年。その中で誰一人として辿り着くことが出来なかった位置にこのバンドはいる。こういう音楽をなんと形容すればいいのだろう。もうDIVINITYっていうジャンル作って良いですか。採点は不可能。
Favorite song:Embrace the Uncertain
あんまりこの表現好きじゃないけど使います。こいつら神です、神。

KALMAH:12 Gauge
迷った。これほどまで悩んだことがかつてあっただろうかというくらい迷った。しかし、KALMAHには悪いがふぁじーは音楽に対して妥協はあまりしたくない。このアルバムよりも良いものは、数少ないが世の中に存在する。それをふぁじーは同時期に手に入れてしまった以上、KALMAHには2位という座に付いて頂くしか術はない。でも100点あげちゃう。
Favorite song:One of Fail
これに並ぶ数々の名曲を以ってしても1位のアルバム(しかもその中の一曲)には敵わない。戦う相手が悪かった。運が悪かったとしか言いようがない。

THE ARCANE ORDER:In the wake of collisons
MESHUGGAHの"Chaosphere"
KALMAHの"Black Waltz"
THE FORSAKENの"Manifest of Hate"
本日を以ってして、長らく揺らぐことの無かったふぁじー的三大アルバムの牙城に、このアルバムを新たに加えることにしました。それくらいすごいアルバムだってことです。以上。点数をつけるのもおこがましい。
Favorite song:Eruptions of red
おめでとう。今年の年越しソングに決定です。



今年は金銭的に余裕が出来たおかげで調子に乗ったせいか、例年に無いほどに数多くのアルバムに恵まれた。おかげで駄盤も多く引いてしまいはしたが、それを補って余りあるどころか、三大アルバムが四天王にランクアップしてしまうほどの神盤を手にすることもできました。

今年これだけのアルバムを発掘してしまったので来年どうなるかちょっぴり不安ですが、負けじといいアルバムに巡り合えますように。A Happy New Year!!! Stay Haevy and Blutal!!!























































番外編。ランキング除外となった残念なアルバム達

EDENShADE:The Paperdays
ミニアルバムとはいえいくらなんでも中身が薄い。なるほどPaperdays(薄っぺらい日々)なわけだ。
本腰入れてフルレンス作ってくれ。

BORN OF OSIRIS:Higher Place
次失敗したら、その次は無いですよ?VALE OF MAYAがいる限り望むべくもないけど。

DIMMU BORGIR:Puritanical Euphoric Misanthropia
感想を書くのすら面倒くさかった。二度とこのバンドのアルバムを買うことは無いであろう。

PARADOX:Electrify
ふぁじーは根っからのデスメタラーであるということを再認識した。DRAGON FORCEは限りなく唯一の例外です。

INFERI:The End Of Era
最初はメロさと速さに騙されて聴いていたが、途中からうざったくなって全く聴かなくなってしまった。

THE NEW DOMINION:...And Kindling Deadly Slumber
通して聴くどころか4曲目くらいで聴くの放棄しました。感想記事すら書いてません。

KEEP OF KALESSIN:Kolossus
"Armada"の幻影にすがるべきではなかった。

ANTERIOR:This age of silence
今年の最優秀"がんばりま賞"。でも今後は期待しない。

お疲れ様でした。良いお年を。
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by final-resistance | 2010-12-31 00:49 | best of the year | Comments(0)